インフルエンザワクチンQ&A
インフルエンザ予防接種でよくある質問にお答えします。
インフルエンザワクチンにどのような効果が期待できますか?
・発症の予防:日本国内の報告では、熱や咳などインフルエンザの発症を予防する効果は、15歳以下の小児で56%、65歳以下の成人で51%と報告されています。
高齢者や基礎疾患のある方は予防効果が低下するとの報告もあります(J Infect Public Health. 2025 Nov;18(11):102934)。
・重症化の予防:日本国内で75歳以上の高齢者で、入院を必要とする重症化を予防する効果は28.9%と報告されています(Vaccine. 2022 Aug 12;40(34):5023-5029)。

いつ注射をすれば良いですか?
インフルエンザに対する抗体はワクチン接種から1週間後から増え始め、2週間でピークとなるため、流行の予想される2週間以上前に接種する必要があります。
例年の流行時期(12月〜3月がピーク)を考慮すると、流行が本格化する前の、10月下旬~11月中旬の接種をお勧めします。
どのくらい効果が続きますか?
予防効果は4ヶ月程度持続し、以降低下がみられます。
どこに注射をしますか?
通常左右どちらかの上腕皮下に注射をします。
日本では皮下注射で投与していますが、海外では筋肉内注射が一般的です。
13歳以上は0.5mlを1回接種となります。
*3歳から13歳未満の方は0.5mlを2回、生後6ヶ月から3歳未満の方は0.25mlを2回接種となります(2〜4週間、できれば4週間あける)。
*3歳から19歳未満の方は点鼻ワクチン(フルミスト)を1回接種も選択肢となります(当院取扱いなし)。

副作用はありますか?
注射した場所の赤み・腫れ、痛みが10~20%、全身の反応としては、発熱、頭痛、寒気、だるさが5~10%程度見られ、通常2~3日で改善します。
まれに、ワクチンに対するアレルギー反応(発疹、じんましん、発赤(赤み)、掻痒感(かゆみ))が見られることがあります。
接種を控えたほうが良い人はいますか?
以下に当てはまる方は、担当医とご相談ください。
・明らかな発熱(通常37.5℃以上)のある方
・重い急性疾患にかかっている方
・受けようとする予防接種の成分によって重症のアレルギーを起こしたことがある方
他のワクチンと同時接種は可能ですか?
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであるため、他のワクチンと同時接種可能です。
ただし副作用があった場合、判断が難しくなるためお勧めはしておりません。
*以前は不活化ワクチン接種後6日以上、生ワクチン接種後27日以上間隔を開けるというルールでしたが、2020年10月から変更になりました。

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